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「太陽を掴め」を観にいってきた

映画の感想

 

2016年、最後に観た映画は「太陽を掴め(映画『太陽を掴め』公式サイト)」でした。

もともと「太陽を掴め」を撮った中村祐太郎監督の「あんこまん(映画「あんこまん」予告編 - YouTube)」に心揺さぶられたので本作の公開は待ちに待った…という感じで楽しみにしていました。(「あんこまん」の感想もいずれ書きたいなぁ。)


予告編はこちら↓

www.youtube.com

 

(あらすじ)
渋谷のライブハウス。
歓声を受けステージに上がるミュージシャンのヤット。ヤットにカメラを向けるフォトグラファーのタクマ。タクマの元恋人であるユミカ。
高校時代から友人関係を築いてきた三人は、お互いに複雑な感情を抱いていて…。
メガホンを取ったのは、大林宣彦監督もその才能を絶賛した弱冠26歳の新星・中村祐太郎。『太陽を掴め』は待望の劇場デビュー作であり、「音楽」を題材に都会に生きる若者たちの群像にスポットを当てた、新境地というべき作品に仕上がっている。
監督の新たな挑戦を支えるべく、撮影の鈴木一博、録音の山本タカアキら、日本映画界を牽引するベテラン陣も参加。劇伴は、『味園ユニバース』『モヒカン故郷に帰る』などの日本を代表するトラックメイカー 池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)が担当し、物語に寄り添うエモーショナルな楽曲を提供している。
(公式サイトより)

 

・・・感想は以下(ネタバレなし)・・・

「三角関係」「若者の葛藤」という人を選ばないテーマでありながらも、中村監督作品らしく「目を覆いたくなるようなもの」が生々しく描かれている映画でした。

まさか、ヒロインがあんなことに…!
一般的にヒロインは、純真無垢で穢れを知らない「ピュア」な存在として描かれることが多いですが、「太陽を掴め」のヒロイン・ユミカは決してそうは描かれません。
ヒロインのポジションにいながらも、蓋を空けてみると人としてのいびつさがいっぱいで、しかもヒロインには似合わない酷い目にも遭ってしまう…。

 

このほかにも、作中では観客に最悪な状況を突き付けてきます。(作品の中盤くらいまでは…)
映画のフライヤーになっているクリムトの絵の前で寄り添う美しい3人の画に惹かれて観に行った人はギャップに驚いてしまうかもしれません。

 

言うのが2度目になりますが、中村監督はほんとうに「目を覆いたくなるようなもの」を生々しく描くことに長けている方です。
映像の中で起こっていることに観ている自分もリアルな痛みを感じてしまう。
好き嫌いは分かれるかもしれないけど、そこが魅力であると思います。


そして、とにかく主役のヤットを演じる吉村界人の魅力が凄まじい!!
彼のイケメンなのかイケメンじゃないのかよくわからなくなる絶妙なバランスの顔や雰囲気(決してdisってるワケではありません…褒め言葉です…)が
ヤットというキャラクターの「天才なのかダメ人間なのか」はたまた「熱血漢なのかヤバイ人なのか」という紙一重な状態とリンクしていて、
ハマり役だなぁと感じさせられました。吉村界人を観にもう一度、映画館いきたいくらい…。

 

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(画像:テアトル新宿前)
監督・役者ともに注目株揃いの作品!
テアトル新宿ではまだまだ上映するそうです。(201年1月3日現在)